日立の諏訪町に産業廃棄物処理場が建設されようと計画されているのはご存知でしょうか。
今日はそのシンポジウムに行ってきました。
建設されることでどんなことが起こりうるのか。
建設予定地は信じられないことに、川の上流なんです。
目の前には鮎川というとてもきれいな川が流れています。夏には近くの保育園児が川上りをしたり、梅林でカニやザリガニ取りに夢中になっています。
建設予定地側周辺は実は湧き水が豊富で、諏訪の水穴と呼ばれる美しい鍾乳洞もあるんです。何百年かけて自然が作り出したものなんでしょうね。なんどか探検したことがあります。
それもこれも、日立の美しい自然が残っているから。
そして、
上流にあるということは、時間をかけて土壌が汚染されて、地中に染込み、下流にある鍾乳洞や梅林や鮎川に影響がでるということ→
子供たちが安全で安心してあそべなくなります。虫や魚やカモがもしかしたらいなくなるかもしれません。
果たして水質汚染だけにどどまるのでしょうか。
地形的にも問題があります。
平地ではなく、削られた谷底の湖の水を全部抜いて作られるため、土砂災害の危険性が高いようです。
細かなデータや数値を求めても、県は一向に提出されないままのようです。話し合いも建設に向けての都合のいいことばかりのようです。
他にも問題は数多く、ここでは伝えきれません。
そしてなにより、地域住民や日立市民に何の相談もなく、処理場の建設を進めようとした県知事の判断は、建設することでの深刻なデメリットの数々を根本的に理解していないと感じます。
そして、なぜ市民に相談せずに進めようとしているのか。
相談せずに決めてしまいたい理由が、あったのではないでしょうか。
場所を提供する側と県知事双方の利益。
不信感を抱いてもおかしくない偶然の一致です。
はたして偶然でしょうか。
まず、こういう大きな建設計画が持ち上がったら、関わる様々な専門家や市民を交えて話し合いをもつべきではないでしょうか。
なぜそれがなされずに、県と業者が勝手に合意した。
話が持ち上がった数年前から沢山の市民の方々が、時間やお金を費やして、そしてなにより身を削ってかんばっておられます。
今でも。
つぶやきを読んで不愉快に思われた方もおられたかもしれませんが、処理場の件を知らない方に少しでも興味を持っていただきたく、つぶやかせて頂きました。